北から南まで、日本各地に根付く植物から抽出した「日本の精油」シリーズ。
精油とは、植物から抽出した香り成分の液体のこと。
日本の暮らしに寄り添う親しみ深い香りは、香りの初心者でも無理なく暮らしに取り入れられます。まずは一つ、お好きな香りや、気になる使い方から精油を選んでみてください。

森林整備等でやむを得ず伐採されたクスノキを有効活用

主な成分：カンファー　シネオール　d-リモネン など
香りの特徴：シャープでスーッとする樹木の香り

佐賀の山林で森林整備等でやむを得ず伐採されたクスノキを伐採業者と提携して収集し、精油を抽出しました。

関東地方より南の暖地に生息するクスノキ。「クスリの木」が語源ともいわれるように、昔から「虫よけの木」として知られ、主成分のカンファー（別名　樟脳）の独特な香りは、衣類の防虫でおなじみです。

爽やかさと落ち着き感どちらも感じる香りは、リフレッシュタイムにも、リラックスタイムにもおすすめ。 その時々の気分に合わせてお楽しみください。

おすすめの使い方

使い方が初めての場合は、精油を少量で試してからご使用ください。妊娠中の方や乳幼児、既往症の方は使用前に医師に相談してください。3歳未満の乳幼児はこちらの使用方法は行わないでください。使用中、使用後に何らかの異常を感じた場合は使用をやめてください。

瓶を静かに傾けて、１滴ずつ垂らしてお使いください（1滴で約0.05ml）。

衣服の防虫に

市販のコットンや「クスノキの防虫ブロック」に精油を数滴なじませてクローゼットや衣装ケースにしのばせます。香りが弱まったらまた精油を垂らせばくり返し使用できるので、エコで経済的です。（※１）

トイレや靴のニオイ対策に

「クスノキの防虫ブロック」に1滴垂らし、トイレで器などに置いたり、靴の中に、使わなくなった靴下や布でくるんで入れてください。空気のよどみが消えリフレッシュします。

拭き掃除、掃除の仕上げに

水200mlを入れたスプレー容器に6～7滴垂らしてしっかり振り混ぜます。絞った雑巾にスプレーして拭き掃除に。水回りや排水溝、トイレなどにたっぷりスプレーして掃除の仕上げに。網戸や窓、玄関まわりにスプレーすると空気が通るたびに爽やかな香りが広がります。スプレー1本をいろいろな場所で使い回せます。（※2）

※1　防虫は、衣類への防虫効果など、不快害虫への効果となります。
※2　精油はプラスチックを傷める可能性があるため、容器はガラス製がおすすめです。精油は劣化しやすいため、保存方法に注意し、薄めたら早めに使い切ってください。

テキスト監修：重松浩子さん（Jスタイルアロマ研究所代表、英国ITEC認定アロマセラピスト）