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かつての日本人は、生活の中で多くの時間を費やし、自然から糸をつくり色を染め、
さまざまな工夫をしながら暮らしに必要な布をつくってきました。

衣食住が満たされた現代の私たちの暮らしにおいて、
豊かさとは?という問いに直面したとき、
かけらさえも大切にされてきたかつての布が、
現代では失われてしまった、暮らしかた、生きかたを教えてくれます。

一本の糸、ひとかけらの布に宿る想いを手繰り寄せながら、
今に生きる、「くらしの工藝布」の在りかたを探求します。
これらの布が百年先の暮らしの道しるべとなることを信じて。

中川政七商店による新たなものづくり「くらしの工藝布」がこの秋デビューいたします。
古くからある工芸の技に向き合い、今の生活に再解釈していく活動を
「くらしの工藝布」と名付け、布の在りかたを探求します。

今年のテーマは、「刺し子」と「裂織」。
どちらも、今よりも木綿や繊維製品が貴重だった時代に、
人々が生活の中で生み出してきた技です。
その手しごとによって施されてきた手間のひとつひとつが、
現代では失われてしまった、暮らしかた、生きかたを教えてくれます。

かつての日本人が生活の中で生み出してきた手しごとを紐解き、
その営みを再編集しながら、今に生きる「くらしの工藝布」をお届けします。

受注会

「くらしの工藝布」のお披露目としまして、10/12(木)~10/15(日)まで、
東京・新木場にあるCASICAにて、展示受注会を開催いたします。
この新たな一歩を、中川政七商店に集う皆さまと共に歩めたら嬉しく思います。
ぜひ遊びにいらしてください。

日時

  • 1012日(木)-1015日(日)
  • 10:00-19:00(最終日は17:00閉場)

会場

CASICA STUDIO
  • 136-0082 東京都江東区新木場1-4-6(新木場駅より徒歩3分)
  • Google map

デザイナー

河田めぐみ
中川政七商店デザイナー

2012年中途入社。
「割烹着」や「たっつけパンツ」をはじめ、今の暮らしの衣食住にあわせた衣類の開発を担当し、2020年には、麻のインナーブランド「更麻」を企画する。
現在は、「くらしの工藝布」の専任デザイナーとして、工芸の技をテーマにした布づくりに取り組んでいる。

くらしの工藝布

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中川政七商店