※手仕事で仕上げているため、200 うのふ釉と201 鉄釉で目の位置に違いがあります。それぞれの表情の違いをお楽しみください。
※200 うのふ釉は、窯の中の温度や火の当たり方 によって色の出方に個体差が生じます。個体差の一例はページ上部のサムネイル一覧からご確認ください。

夏の情緒を感じる、蚊やりのある暮らし

夏の風物詩・蚊取り線香を焚く、蚊やり器。「蚊取り」ではなく「蚊やり」とは、蚊取り線香がうまれるより昔に、虫が嫌う草葉に火をくべて、その煙で蚊を追い払っていたことに由来する名前です。その火を「蚊やり火」と呼んだことから、蚊取り線香を入れるようになった今も「蚊やり器」と呼ばれます。ゆらゆらと細く揺れる煙の、昔ながらの姿を眺め、夏の情緒を感じる豊かな時間を味わっていただけます。

懐かしい豚のかたち

昔懐かしい豚の形の由来は、土管に蚊取り線香を入れて使っていたものの、煙が散ってしまうため口をすぼめたら豚の形に似てきたというもの、徳利を横にして蚊取り線香を入れたところ形が豚に似ていたというものなど、諸説あります。

蚊取り線香が使い切りタイプのミニサイズが入る、手乗りサイズのでつくりました。

日常食器の一大産地でつくりました

三重県四日市市で明治時代より定着し、今では地場産業になっている萬古焼。焼き方にも 形にもとらわれない自由な発想から生まれた焼物とされ、現在も日本の日常食器の一大産地として多くの製品を作り出しています。今回は菰野町で窯業を営む有限会社山口陶器とともに、現代の暮らしに使いやすい蚊やりをつくりました。

夏のしつらいの演出にも

蚊やりとして使わない時も、置いているだけで夏を感じるインテリアにも。小ぶりなので邪魔になりにくく、ちょこんとした愛らしい見た目もお楽しみください。