商品の特徴
着物やスカジャンで用いられた「横振り刺繍」の技術で、美しい日本を立体的に表現

戦後間もない、一切ものがなくなった時代。当時進駐軍に人気を博したスーベニアジャケット、後の「スカジャン」の刺繍製作をしていたのは、着物の刺繍で腕を磨いた桐生の横振刺繍の職人でした。多くのスカジャンには日本の風土を表す図柄と地名などをモチーフに刺繍が施されました。
地域の産業を支えた横振り刺繍は、時代の流れのなかで今では希少な伝統技術となりました。当時に想いを馳せながら横振り刺繍を用い、改めてこの美しい日本を表現した、くらしの工藝布をお届けします。一針一針に表れる、身体がなす営みの痕跡

ミシン針が左右に動く横振り刺繍は、身体感覚が求められるものづくり。機械を使うと言っても、熟練した職人になるまでは10年以上の年月がかかると言われています。意識を集中させて針を動かし、刺す瞬間は、どれも一度きりで後戻りができません。
具体的には、型枠に張った生地を腕で振りながら、図案に沿って針を運び刺繍していきます。線状に縫われる糸の連なり・重なりによって、柄や質感を表現。そうして一針一針に、身体がなす営みの痕跡が残ります。フラットな形と、美しい日本を表現する刺繍

シンプルな形に横振刺繍を施したバッグ。日本の土産ものとして一世を風靡した歴史から、あらためて美しい日本を表現する意味で「JAPAN」と刺繍を入れました。
フラットながらA4サイズもすっぽり入る大きさで、お出かけの際のサブバッグとしてはもちろん、インテリアの一部としても成立するような見た目のため、エプロンやタオルと一緒にお部屋に飾っても。“使う”と“飾る”の両方を楽しんでいただけます。インテリアコレクション「くらしの工藝布」

「くらしの工藝布」は、中川政七商店によるインテリアコレクションです。 古くからある工芸の技に向き合い、今の生活に再解釈していく活動を「くらしの工藝布」と名付け、布の在りかたを探求します。
第三弾となる2025年のテーマは、青森の農村で衣服の補強と防寒のために生まれた「こぎん刺し」と、かつて一世を風靡したスカジャンにも用いられ、桐生の産業を支えた「横振刺繍」。異なる地域で育まれ、受け継がれてきたそれぞれの技術に敬意を払い、くらしの景色をつくる布を制作しました。
→特集はこちらコレクションブックとともにお届けします

商品をご購入いただいた方には、「くらしの工藝布 こぎん刺し|横振刺繍」のコレクションブックを同封します。それぞれの産地で目にした風景や制作記録、作り手の話を1冊にまとめました。
サイズ / スペック
商品詳細
素材 本体:麻100%
刺繍糸:レーヨン100%商品サイズサイズガイド
サイズ 最大幅 高さ - 約37 44 単位:cm
取り扱いのご注意
お取り扱い上のご注意
お知らせ ※1点1点刺繍をしていますので、刺繍の仕上がりに微妙な違いがあります。
※藍染は光の照射や時間の経過とともに徐々に色合いが淡く変化します。
※洗濯機時は裏に返してネットに入れ、弱水流で洗ってください。
※中性洗剤をご使用ください。
※脱水は1分以内で行ってください。
※洗濯後はしっかりと皺を伸ばし形を整えて陰干してください。
※アイロンはあて布をご使用ください。
※本体生地は手績み手織りの麻生地を使用しています。
※素材の特性上、強い摩擦にはご注意ください。
※目が粗いため、角の尖ったものなどを入れた場合に織り目の間から飛び出たり、破損の恐れがありますのでご注意下さい。
※糸の繊維が出ている場合は引っ張らずに、はさみでカットしてください。
中川政七商店では、環境負荷と廃棄物削減のため、商品パッケージのプラスチック削減を進めており、ふきんの透明袋を廃止しました。
中川政七商店のロゴリニューアルに伴い、商品への刻印やパッケージのロゴを、順次新しいデザインへと変更してまいります。商品により旧ロゴと新ロゴが混在する場合がございますので、予めご了承ください。


















