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「田子の浦ゆうち出でて見れば真白にそ富士の高嶺に雪は降りける」
山部赤人 万葉集:巻3-318
戦後間もない、一切ものがなくなった時代。当時進駐軍に人気を博したスーベニアジャケット、後の「スカジャン」の刺繍製作をしていたのは、着物の刺繍で腕を磨いた桐生の横振刺繍の職人でした。多くのスカジャンには日本の風土を表す図柄と地名などをモチーフに刺繍を施しました。今では希少になった横振刺繍の技術を用いて、改めて、この美しい日本を一枚のタペストリーに込めました。
山部赤人は柿本人麻呂と並び称される万葉集を代表する歌人の一人です。この歌は赤人の代表作の一つで、霊峰富士を賛美する長歌に添えられた反歌になり、雪が降り積もった富士の美しさを詠んでいます。着物やスカジャンで用いられた「横振り刺繍」の技術で、美しい日本を立体的に表現

戦後間もない、一切ものがなくなった時代。当時進駐軍に人気を博したスーベニアジャケット、後の「スカジャン」の刺繍製作をしていたのは、着物の刺繍で腕を磨いた桐生の横振刺繍の職人でした。多くのスカジャンには日本の風土を表す図柄と地名などをモチーフに刺繍が施されました。
地域の産業を支えた横振り刺繍は、時代の流れのなかで今では希少な伝統技術となりました。当時に想いを馳せながら横振り刺繍を用い、改めてこの美しい日本を表現した、くらしの工藝布をお届けします。一針一針に表れる、身体がなす営みの痕跡

ミシン針が左右に動く横振り刺繍は、身体感覚が求められるものづくり。機械を使うと言っても、熟練した職人になるまでは10年以上の年月がかかると言われています。意識を集中させて針を動かし、刺す瞬間は、どれも一度きりで後戻りができません。
具体的には、型枠に張った生地を腕で振りながら、図案に沿って針を運び刺繍していきます。線状に縫われる糸の連なり・重なりによって、柄や質感を表現。そうして一針一針に、身体がなす営みの痕跡が残ります。美しい日本を想わせる、刺繍のモチーフと和歌

日本の土産ものとして一世を風靡した歴史から、あらためて美しい日本を表現したいと、刺繍のモチーフに採用したのは「富士山」と「梅」。
横に添えた文字には、そのモチーフについて詠った和歌を選びました。
富士:「田子の浦ゆうち出でて見れば真白にそ富士の高嶺に雪は降りける」山部赤人(万葉集:巻3-318)
山部赤人は柿本人麻呂と並び称される万葉集を代表する歌人の一人です。この歌は赤人の代表作の一つで、霊峰富士を賛美する長歌に添えられた反歌になり、雪が降り積もった富士の美しさを詠んでいます。
梅:「我が園に梅の花散るひさかたの天より雪の流れ来るかも」大伴旅人(万葉集:巻5-82)
この歌は、序文が「令和」の出典とされた「梅花の歌三十二首」の中の一首で、梅の花が散る様を雪に見立てた繊細で創造性豊かな表現がされています。
パネルには強度のある紐を付けています。
インテリアコレクション「くらしの工藝布」

「くらしの工藝布」は、中川政七商店によるインテリアコレクションです。 古くからある工芸の技に向き合い、今の生活に再解釈していく活動を「くらしの工藝布」と名付け、布の在りかたを探求します。
第三弾となる2025年のテーマは、青森の農村で衣服の補強と防寒のために生まれた「こぎん刺し」と、かつて一世を風靡したスカジャンにも用いられ、桐生の産業を支えた「横振刺繍」。異なる地域で育まれ、受け継がれてきたそれぞれの技術に敬意を払い、くらしの景色をつくる布を制作しました。
→特集はこちらコレクションブックとともにお届けします

商品をご購入いただいた方には、「くらしの工藝布 こぎん刺し|横振刺繍」のコレクションブックを同封します。それぞれの産地で目にした風景や制作記録、作り手の話を1冊にまとめました。
サイズ / スペック
商品詳細
素材 本体下地:絹100%
刺繍糸:レーヨン100%
パネル:木材
裏打ち紙:和紙重さ 約1㎏ 商品サイズサイズガイド
サイズ 幅 高さ - 41 60 単位:cm
取り扱いのご注意
お取り扱い上のご注意
お知らせ ※1点1点刺繍をしていますので、刺繍の仕上がりに微妙な違いがあります。
※下地のシルク生地は非常に繊細な素材のため、刺繍時に防ぎきれない僅かな刺繍枠の跡やミシン針に付着する油分が残っている場合があります。
※壁に設置する際などには、表面にはできるだけ触れず、付属の白手袋をはめていただくことをお勧めいたします。
※水に濡れると縮むため、埃などは柔らかい筆などで優しく取り除いてください。ひっかけ等にご注意ください。
※取り付けの際は、壁の材質と金具の耐荷重をご確認の上設置をお願いいたします。
中川政七商店では、環境負荷と廃棄物削減のため、商品パッケージのプラスチック削減を進めており、ふきんの透明袋を廃止しました。
中川政七商店のロゴリニューアルに伴い、商品への刻印やパッケージのロゴを、順次新しいデザインへと変更してまいります。商品により旧ロゴと新ロゴが混在する場合がございますので、予めご了承ください。

























