北から南まで、日本各地に根付く植物から抽出した「日本の精油」シリーズ。 精油とは、植物から抽出した香り成分の液体のこと。 日本の暮らしに寄り添う親しみ深い香りは、香りの初心者でも無理なく暮らしに取り入れられます。まずは一つ、お好きな香りや、気になる使い方から精油を選んでみてください。

四万十川流域のユズの皮を使用

主な成分： d-リモネン　ｒ-テルピネン　α-ピネン　リナロール　など　
香りの特徴：爽やかな甘みと、苦みの混ざった香り

ユズの生産量が日本一の高知県、四万十川流域で育てられたユズから抽出しました。

旬のユズの果汁を絞った後の皮を使うことで、土地の恵みをムダなく利用しています。

冬に旬を迎えるゆずはその強い香りから、邪気を払うと言われており、冬至の日にゆず湯に入る風習につながったと言われています。 ゆず湯に浸かってほっとひと息ついた時間を思い出すような、甘いゆずの香りをお楽しみください。

おすすめの使い方

使い方が初めての場合は、精油を少量で試してからご使用ください。妊娠中の方や乳幼児、既往症の方は使用前に医師に相談してください。3歳未満の乳幼児はこちらの使用方法は行わないでください。使用中、使用後に何らかの異常を感じた場合は使用をやめてください。

瓶を静かに傾けて、１滴ずつ垂らしてお使いください（1滴で約0.05ml）。

お風呂に垂らしてユズ湯に

1～2滴をお風呂に垂らしてユズ湯に。ヒバ精油やヒノキ精油と一緒に使うと、温泉のような香りが楽しめます。

カップで香りを楽しむ

お湯を入れたカップに精油を1～3滴ほど垂らし、立ち上る香りをお楽しみください。（※)

手浴・足浴とホットタオルに

洗面器に、手首までつかる量の少し熱めのお湯を張り、はちみつ小さじ1に精油1滴を混ぜたものを溶かします。お湯の中で手をもんだりグーパーしたりしながら1～2分。お湯が冷める前にタオルを浸して絞って「ホットタオル」をつくり、首元などにあててください。よい香りとホットタオルに包まれる、くつろぎのひと時をお楽しみいただけます。

※使い方が初めての場合は、精油を少量で試してからご使用ください。蒸気を吸い込む時は、精油の成分が目を刺激する恐れがあるため、必ず目を閉じてから行ってください。誤飲のないよう十分注意してください。

テキスト監修：重松浩子さん（Jスタイルアロマ研究所代表、英国ITEC認定アロマセラピスト）