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本物の兜づくりの技術が詰まった江戸甲冑の兜飾り

金工、漆工、皮革、組紐などのあらゆる工芸を組み合わせた本物の甲冑づくりの技術が詰まった兜飾りです。制作したのは、創業100有余年を数える五月人形の甲冑工房「鈴甲子（すずきね）」。甲冑師・四代目 鈴甲子 雄山を中心として、各工芸の卓越した技術を有する職人が集結した稀有な集団です。

子どもの健やかな成長を願う、麻の葉文様の印伝

兜飾りの吹返し部分には軽くて丈夫な鹿革を使用し、子どもの健やかな成長や魔よけの意味を持つ麻の葉文様の印伝を施しました。鹿革に漆を刷り込み、浮かび上がるような模様を表現する印伝は、漆の調合や湿度、乾燥時間によっても仕上がりが変化するため、熟練の技と経験を要する技法です。

専門の職人が技を振るう、「縅（おどし）」の美しさ

甲冑を構成する短冊状の板を「小札（こざね）」と言い、その小札を色鮮やかな紐でつなぎ合わせる工程を「縅（おどし）」と呼びます。
紐の通し方の順序、力加減で仕上がりが大きく変わるため、職人の技術力が問われる重要な部分です。実際の甲冑でも、縁起を担いでこの部分の色にこだわっていたのだとか。
専門の職人の精巧な技術を用いた華やかな仕上がりをおたのしみいただけます。

紺と朱、異なるイメージの2色をつくりました

少し落ち着いた穏やかなイメージの紺色と、力強く活発なイメージの朱色、2色の兜飾りをつくりました。
お子様の好みや雰囲気に合わせてお選びください。

展示と収納を兼ねた「唐櫃」

付属の唐樋は、その上に兜飾りを置くことで一層華やかな印象を与えてくれます。また、片づける際にはそのまま中に飾りを収納することが可能です。

現代の暮らしにあったコンパクトなサイズ感

現代の暮らしにも飾りやすいようにコンパクトなサイズでつくられた兜飾り。小型ながら細部までこだわってつくりこまれており、実際の甲冑さながらの存在感があります。
武士にとって身を守る道具であった鎧や兜。その意匠を受け継ぎ、子どもの安全・健やかな成長を願って兜飾りはつくられました。お子様のお守り代わりになりますよう、想いを込めてお飾りください。