繊細な美を慈しむ日本人の感性が生きる、昔ながらの手持ち花火。色や形、火花の散り方など、演出に職人のこだわりが詰まった全国の花火産地から、発色や火花の出方に特色がある8種類を詰め合わせました。珍しい青色の花火やナイアガラのように大迫力のものまで、一つひとつ異なる風情を楽しめます。

【其の一　稲妻花火】
花火大会の始まりを告げる花火。
稲妻のような鋭い火花がパチパチと音を立てながら舞い散ります。
燃焼時間・・・約四十五秒

【其の二　星粒ススキ】
ノスタルジックな王道ススキ花火。
ススキの穂のごとく、細く長い火花が降り注ぐ、優しく懐かしい花火です。
燃焼時間・・・約二十秒

【其の三　交差閃光】
心を惹きつける、職人技花火。
二つの火花が離れ離れになった後、再び巡り合う不思議な花火です。
燃焼時間・・・約四十五秒

【其の四　藍色涼火】
第二章の幕開けを告げる花火。
花火ではむずかしいとされる、涼やかな青色の火花を放ちます。
燃焼時間・・・約二十秒

【其の五　月光花火】
盛り上がるハイテンション花火。
満月に照らされているような、明るい火花がパチパチと激しく燃え上がります。
燃焼時間・・・約七十秒

【其の六　ナイアガラ】
ゆったりとした、大人の花火。
流れる火花のシャワーが紫色から橙に優雅に美しく変化します。
燃焼時間・・・約三十秒

【其の七　点滅冠菊】
迫力に酔いしれる、フィナーレ前の花火。
次から次へ、ついては消える金色の火花は、いつまでも眺めていられる逸品です。
燃焼時間・・・約八十秒

【其の八　大江戸牡丹】
心に残る、しめの王道線香花火。
点火から燃え尽きるまでの様々な表情は起承転結に例えられる情緒的な花火です。