古来、日本人は「和風月名」という四季の風情を感じる表現で、十二ヶ月を呼びならわしてきました。「花ふきん 暦」はそれぞれの月にちなんだ色糸で仕立て、パッケージにも季節を感じる風物を描いたふきんです。奈良県の特産品である蚊帳生地を2枚重ねで仕立てており、薄手なので細かい部分も拭きやすく吸水性に優れ、目が粗いため速乾性にも優れています。毎日使うふきんで、うつろいゆく季節の趣をお楽しみください。

八月は葉の落ちる月、「葉落ち月」が転じて「葉月」になったといわれています。また、稲の穂が張る「穂張り月（張り月）」、北方から雁が初めて飛んでくる「初雁月」から「葉月」になった、という説もあります。葉月のパッケージには波模様を描き、ふきんには海を想わせる青でステッチを入れました。大海原で波が無限に広がっていく波模様には、昔から「未来永劫の願い」と「人々の平安な暮らしへの願い」が込められてきたとされています。