【わたしの好きなもの】線香花火「大江戸牡丹」


日本のものづくりの心意気。線香花火「大江戸牡丹」

日本文化の代表のひとつである花火。
その中でも特に親しまれているのが線香花火です。

きれいですよね。

でも、実は今楽しまれている線香花火の大部分は海外製で、日本国内で作れる会社は3社しかありません。
わたしが好きなのは、三河の三州火工さんが作る「大江戸牡丹」という線香花火です。

一気に燃えあがる海外製のものに対し、ゆっくりと散っていくのが日本の線香花火の特徴。

火花が徐々に姿を変えながら散っていくさまは、牡丹、松葉、柳、散り菊と表現され、とても情緒的です。

わずかな時間に様々な表情を見せる火花には、材料を吟味し、技術を磨きあげ、たった一本の線香花火のために手間暇を尽くす、作り手の誇りを感じます。

より早く多く安く消費させ、利益を追求する市場経済からすれば、決して効率的な商品とは言えないかもしれませんが、こんな情緒や趣を生み出す余白が、日本のものづくりにこれからももっと、残っていってほしいなと思います。

今も国内で線香花火を作るメーカーさんは、
自分たちがやめればその文化が途絶えてしまう。そうさせてなるものか。
と、前を向いてがんばっていらっしゃいます。

わたしは「日本の工芸を元気にする!」というビジョンを掲げた中川政七商店で働く身として、そんな志あるものづくりを、これからも応援していきたい思いです。

日本のものづくりの心意気が詰まったこの大江戸牡丹、
ぜひその火花の中に、未来へ残そうと誰かが挑んでいる美しい日本文化を感じてください。




物流事業担当 高原



 

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