隈研吾と考える、建築と工芸。 Kuma to Shika
Photo : Daisuke Yoshida
- その土地の環境や文化に溶けこみ、
素材を大切にする、建築家・隈研吾。
日本各地の素材、技術、風習を活かした
ものづくりをする、中川政七商店。
同じ志のもと、建築と工芸が
ひとつになるものづくりを、はじめます。
Kuma to Shika
建築の発想や素材から生まれる
「今の工芸」です。
-
組木による工法。建物内は、刻々と光の様子が変化して、木漏れ日の様相
/ サニーヒルズ南青山店 -
大切にしたいのは自然由来
/ クマザサ -
丈夫な建築資材を暮らしに落とし込む
/ 飛散防止シート -
圧倒的ながらも自然に溶け込む、大地から隆起した岩のような建造物
/ 角川武蔵野ミュージアム
- 今回のコラボレーションにあたって隈 研吾
- 建築デザインというのは建物のデザインのことではないと最近考える様になった。建築デザインとは生活のデザインでなければならない。
今の建築をめぐる状況は、高度成長下の建築を作ればよい、大きく高く作ればよいという状況とは全く対照的である。
作ることが目標ではなく、そこでいかに暮らすかを考えることが建築家の目標となったのである。
工芸は暮らしに最も近い。工芸を変えることで僕は暮らしについて考え提案したい。今の工芸を追求する中川政七商店とそんなことを一緒に考えたい。隈 研吾
建築と工芸が
ひとつになるものづくり
「どうしたら人は心地よく暮らせるか?」を建築の視点から問い続けてきたひとりの建築家と、工芸の視点から向き合ってきたメーカーが出会い、建築と工芸がひとつになるものづくりを、はじめます。
Line up
-
組木の飾り棚
日本の木造建築は、組木の技法を構造部分はもちろんのこと、建具など装飾部分へも使用することで、木という自然素材を面の空間づくりへと昇華させてきた。その組木の技法に、幾何学的な解釈を加え作った飾り棚は、単純な台形のパーツを組み合わせるだけで意外な表面起伏の棚が立ち現れる。付属のフック画鋲で簡単に壁にかけられる。複数の棚を連続させることで、複雑な表面起伏を持った壁面を作ることが可能。
商品詳細を見る
-
植物で染めた花ふきん クマザサ・スギ
約1700年前に奈良に技術が伝わった「蚊帳(かや)」でつくったふきん。「ボタニカル・ダイ」という染色技法を用いて、隈研吾にちなんで選んだクマザサと、隈建築と馴染み深いスギで染めたふきんは、素材の持つ穏やかな色合いながら、色落ちもしにくく、長く使える。
商品詳細を見る -
タイルのマグネット
建物の外壁や内壁で使用される美濃焼タイルのマグネット。土を焼いて作る建築工芸品のタイルを気軽に暮らしの中に。
商品詳細を見る -
飛散防止シートのバッグホワイト・グレー
建築現場で建物の養生に使われる飛散防止用のメッシュシートを使った、大きな折り目が印象的なトートバッグ。
商品詳細を見る -
和紙の折りタペストリー
和紙の中に木のチップを、手漉きで漉き込むことで、紙が原料の木に戻ったかのような質感に。幾何学パターンで折りを反復させることで、陰影の表情が生まれる。また折り紙のようにたたんで収納することが可能。
商品詳細を見る -
飛散防止シートのフラットポーチ
建築現場で建物の養生に使われる飛散防止用のメッシュシートと、奈良の特産品である蚊帳に使われる目の粗い薄織物「かや織」をビニールコーティングした、ロゴ入りポーチ。
商品詳細を見る -
かや織ガーゼハンカチ クマザサ・スギ
「ボタニカル・ダイ」という、植物を使った特殊な染色技法によってクマザサやスギで染めたかや織のハンカチ。素材の持つ穏やかな色合いながら、色落ちもしにくく、長く使える。
商品詳細を見る

隈研吾Kengo Kuma
1954年生。東京大学特別教授・名誉教授。1964年東京オリンピック時に見た丹下健三の国立屋内総合競技場に衝撃を受け、幼少期より建築家を志す。その土地の環境、文化に溶け込む建築を目指し、ヒューマンスケールのやさしく、やわらかなデザインを提案。また、コンクリートや鉄に代わる新しい素材の探求を通じて、工業化社会の後の建築のあり方を追求している。これまで20か国を超す国々で建築を設計し、日本建築学会賞、毎日芸術賞、芸術選奨文部科学大臣賞、国際木の建築賞(フィンランド)、国際石の建築賞(イタリア)等、受賞多数。
- カートに入りました
- カートを見る