二〇二五 こぎん刺し

時代を越えて輝き続ける
手仕事に宿る美しさ

生地全面を埋め尽くすように施されたこぎん刺し。実物を目の前にしたとき、多くの人がその細やかな表現の美しさに魅了されます。

青森の農村で、厳しい冬を乗り越えるために、衣服の補強と防寒を目的に営まれた刺し子は、生活のなかで美しさの頂点と言えるまでに昇華されました。
今回はそんな「こぎん刺し」をテーマに、くらしの工藝布を作りました。

こぎんという技を生み出した人々に敬意をこめて、現代に残る昔の着物に刺されていた文様を元に、できるだけそのまま写し取っています。
時代が変わろうと色褪せることのない、ゆるぎない手仕事の美しさをお届けします。

生地の上を埋め尽くす、刺し模様の美しさ

こぎん刺しは「刺し子」の一種とされていますが、ほかの地域で見られる針仕事と大きく異なる点があります。それは、下地となる生地の経糸1本1本の目を数えながら、緯糸に沿って、織物の目と目の間に正確に刺していく緻密な技法であること。

そうして生まれたこぎん刺しの醍醐味は、生地の上を埋め尽くすように施された刺し模様にあります。
手間ひまかけて生み出される刺し模様を目の前にしたとき、多くの人がその細やかな表現の美しさに魅了されます。

直営店での取り扱い

11月5日(水)より、オンラインショップのほか、下記店舗で販売いたします。店舗によって品揃えは異なります。

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