きらり、ざらり、艶めく。 漆の四技が集結したミャクミャクを 中川政七商店が発売

大阪・関西万博公式キャラクター・ミャクミャクを、 日本の工芸で表現
きらり、ざらり、艶めく。
漆の四技が集結したミャクミャクを中川政七商店が発売
1716年創業の奈良の老舗・株式会社中川政七商店(所在地:奈良県奈良市、代表取締役社長 千石あや)は、は、大阪・
100年前、1925年のパリ万国博覧会(「パリ万博」)では、美術工芸品は「日本の最先端のものづくり」として数多く展示され、中川政七商店も麻織物のハンカチーフを出展しました。それから100年後の2025年、日本の工芸は再び万博の舞台へ。ミャクミャクが新たな命を吹き込み、その輝きを関西から世界へ届けます。
2025大阪・関西万博公式ライセンス商品の第三弾として発表するのは、ミャクミャクを日本の工芸で豪華に表現したオブジェ「漆のミャクミャク」。細胞と水がひとつになり誕生したふしぎな生き物・ミャクミャクから着想を得て、水のように潤いある質感やものづくりに水分が欠かせない工芸として「漆」を取り入れました。漆の4つの加飾技法【螺鈿、卵殻貼り、変わり塗り、真塗り】を用いた、圧倒的な存在感ミャクミャクです。脈々と受け継がれてきた日本の工芸と出会い生まれた品々に、どうぞご期待ください。
販売情報 発 売 日:2025年4月13日(日) 取扱店舗:【万博会場内】2025大阪・関西万博 会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTETSU 【万博会場外】中川政七商店オンラインショップ(抽選受付期間 4月13日10:00~5月7日9:59) 中川政七商店 近鉄あべのハルカス店(実物展示のみ。販売はございません) |
きらり、ざらり、艶めく。漆の技、集結。
漆のミャクミャク
税込価格:1,650,000円、サイズ:本体高さ25cm+台座高さ2.5cm、作り手:漆塗師屋「漆琳堂」
漆の多彩な加飾技法を惜しみなく注ぎ込んだ、贅沢なミャクミャク。作り手は、福井県鯖江市の「漆琳堂」。
螺鈿(らでん)、卵殻貼り、変わり塗り、真塗りの4つの技法を用いることで、一体の中に異なる質感と表情を生み出しています。
青い目には螺鈿がきらきらと美しく輝き、白目には卵殻貼りのざらりとした質感を、胴体には乾漆粉の鮮やかな青と繊細な金の粉を蒔き、赤い細胞部分には真塗り技法で漆ならではの艶を表現しました。あらゆる漆の魅力と職人の高度な技が凝縮された、圧倒的な存在感のミャクミャクをご堪能ください。
4つの技法詳細
1.螺鈿(らでん)
青い目の部分には「螺鈿」と呼ばれる技法を使用。貝殻の内側を薄く加工し、微細に砕いて目の形状に合わせて貼りつけています。1体につき約1日半をかけて6つの目を制作。自然物による貝殻から青味を帯びている部分だけを選び、見極めながら貼る、神経を使う繊細な作業です。ミリ単位の殻片が放つ輝きが、命を宿したような表情を生み出します。
2.卵殻(らんかく)貼り
白目部分には「卵殻貼り」という技法を使用。白漆がなかった時代に生まれた、卵の殻を貼って白を表現する技法です。うずらの卵の殻の丸みに合わせて細かく砕き、丁寧に貼りつけます。貼った後は漆を塗り重ねて定着させ、卵殻が見えるまで研ぎ出して完成。時間と精神力を要する作業を経て生まれた、ざらりとした卵殻の質感が、ミャクミャクの表情に独特の存在感を与えています。
3.変わり塗り
ミャクミャクの鮮やかな青は、変わり塗りの技法で表現。様々な技法を試行錯誤しながら理想の発色と質感を追求し、選んだ技法です。漆を塗り、青い漆粉を蒔いて定着。さらに青漆を擦り込んで研ぎ上げます。形が複雑なぶん、研ぎの工程は高度な集中力を要する繊細な作業。キラキラと輝くその姿は、夜の水面を思わせる美しさです。
4.真塗り(しんぬり)
ミャクミャクの赤い細胞部分は、漆らしい艶が魅力の「真塗り」技法で仕上げています。真塗りを得意とする越前漆器の職人でも、複雑な形状に塗るのは一苦労。液体の漆が垂れないよう素早く塗り上げ、上下を回転させながら塗膜を均一に整えます。一般的なお椀の約80倍、1体につき約4時間をかける、緊張感の続く作業です。
【第一弾発表】
鍋島焼、和紙、硝子、錫のミャクミャクオブジェ4種
鍋島焼のミャクミャク
税込価格:550,000円、サイズ:本体高さ25cm+台座高さ2.5cm、作り手:鍋島焼窯元「虎仙窯」
様々な水の文様をすべて手描きで表現した、超絶技巧のミャクミャク。1つの型では作れない複雑なミャクミャクの形を9つの型に分け、50年以上の実績をもつ熟練の職人が精巧に再現。美しい磁器のボディに、穏やかな波の流れを感じさせる「青海波」や渦を巻くように力強く広がる「蛸唐草」、水中を魚が泳ぐような「鱗」のそれぞれの文様が、一筆一筆、職人の手によって丁寧に描き出されています。贅の限りを尽くした、圧倒的な存在感のミャクミャクをぜひご堪能ください。
手漉き和紙のミャクミャク
税込価格:77,000円、サイズ:高さ20cm+台座高さ2cm、作り手:和紙工房「りくう」
伝統的な手漉き和紙と、近代的な3D技術が融合したミャクミャク。3Dモデリング技術を活かして成型した立体のボディに、ひとつずつ手で和紙を漉いてミャクミャクを形作りました。漉く、叩く、洗う。和紙づくりのほぼすべての工程に欠かせない清らかな水。その水の恵みから生まれた和紙が、ミャクミャクの柔らかな質感と温もり、光を受けて変わる美しい陰影を生み出します。眺めるたびに愛着が深まる、繊細な表情のミャクミャクです。
硝子のミャクミャク
税込価格:192,500円、サイズ:高さ15cm+台座高さ2cm、作り手:ガラスメーカー「菅原工芸硝子」
硝子で作った、水のように美しい透明感をもつミャクミャク。高温の炉で溶かしたガラスの塊を、何度も温め直しながら伸ばし、曲げ、型を使わずに職人の感覚だけでユニークなミャクミャクの姿を形作ります。大小さまざまなミャクミャクの目玉は、小さなガラスの塊を一つひとつボディに付けて仕上げたもの。熟練の職人にしか成しえない超絶技と、ガラスならではの柔らかな丸み、ぽってりとしたフォルム。手仕事の"ゆらぎ"が生み出す、一つとして同じ形のない、唯一無二の存在感が魅力です。
錫のミャクミャク
価税込格:49,500円、サイズ:高さ10cm+台座高さ1.5cm、作り手:鋳物メーカー「能作」
流れる水のように柔らかい、錫の特性をいかして生まれたミャクミャク。錫を溶かし、瞬時に型へ流し込むことでミャクミャクが形作られます。鋳物ならではのなめらかな質感と、金属ならではの力強い存在感。ミャクミャクの体に流れるしずくまで、繊細に美しく表現しました。錆びにくく、朽ちにくい錫は縁起がよいとされており、福を招くミャクミャクとしてお飾りください。
販売情報 発 売 日:2025年4月13日(日) 取扱店舗:【万博会場内】2025大阪・関西万博 会場内オフィシャルストア 西ゲート店 KINTESTU 【万博会場外】中川政七商店 オンラインショップ、中川政七商店 近鉄あべのハルカス店 |
【第二弾発表】
職人技とユーモアが光る、暮らしの道具12種(近鉄百貨店×中川政七商店)
ミャクミャクだるま 各5,500円
だるまの名産地・群馬県高崎市の「三代目だるま屋ましも」とともに作りました。自分で目入れができるバージョンも。
ミャクミャク張子 各6,600円
和紙を一枚一枚手で貼って形を作った、ゆらゆらと首を振る張子人形。「Good Job! Center KASHIBA」と作りました。
ミャクミャク豆皿 有田 各2,750円
日本の磁器発祥の地、有田焼の伝統的な様式をモチーフに、ミャクミャクをしのばせました。作り手はヤマト陶磁器です。
ミャクミャク豆皿 美濃 各2,750円
国内生産の陶磁器の約半数を占める美濃焼。その伝統的な様式をモチーフに、ミャクミャクをしのばせました。作り手は蔵珍窯です。
瀬戸焼のおミャクじ 1,650円
底面の紐を引くと、ミャクミャクからの心が前向きになるお告げが現れるおみくじ(日英表記)。作り手は瀬戸陶芸社です。
ミャクミャクふきん 各880円
奈良の工芸「かや織」に、ミャクミャクを大胆にデザインしたふきん。吸水性に優れ、丈夫で長く使うことができます。
小田原鋳物のミャクミャク鈴 各3,630円
凛とした音色が響く、鋳物のお守り鈴。作り手は柏木美術鋳物研究所です。
注染こてぬぐい 各1,485円
ポケットにすっぽり入るサイズのハンカチ。「注染」という伝統的な日本の染めで作りました。作り手は注染工房です。
ミャクミャク風呂敷 4,510円
伝統的な唐草文様とミャクミャクが融合したデザイン。端を結べばエコバッグとしても活躍します。作り手は三陽商事です。
ミャクミャク扇子 各5,500円
水にまつわる日本の紋様の中にミャクミャクをしのばせました。繊細な手仕事を手掛ける作り手は、メルクロスです。
ミャクミャクハンカチ 各2,310円
アイロンなしでも気軽に使える、麻素材の自然な風合いのハンカチ。ミャクミャクのワンポイント刺繍がさりげないアクセントです。
ミャクミャクマグネットしおり 各1,320円
中川政七商店の原点である麻織物に、ミャクミャクの刺繍をあしらったブックマーカー。
販売情報 発 売 日:2025年4月13日(日) |
©Expo 2025
2025大阪・関西万博公式ライセンス商品
〈本メールに関するお問い合わせ〉
kouhou@yu-nakagawa.co.jp
株式会社中川政七商店
広報 佐藤菜摘
TEL:080-3464-4622