2020.06.17

"必要な分だけつくり、つかう。" 中川政七商店がプラスチックバッグを2020年7月より廃止



"必要な分だけつくり、つかう。"

中川政七商店がプラスチックバッグを2020年7月より廃止

きっかけは「奈良の鹿」


 1716年創業の奈良の老舗・株式会社中川政七商店(所在地:奈良県奈良市、代表取締役社長 千石あや)は、"必要な分だけつくり、つかう。"という想いのもと、直営店全59店舗で提供しているプラスチックバッグを2020年7月1日(水)より廃止し、紙製手提げ袋を有料化いたします。また商品パッケージも見直し、植物由来の原料を配合した環境負荷の少ない素材に順次切り替えてまいります。

 日本の工芸をベースに生活雑貨の企画製造・販売をする当社は、大量生産・大量消費ではなく、日本各地、人の手によって生み出されるものづくりを大切にしてきました。店内での買い物も同じように、一度使ったら廃棄してしまう手提げ袋ではなく、繰り返し使えるマイバッグの推奨に取り組んでまいります。畳むと富士山の形になるエコバッグや日本の元祖エコバッグである風呂敷など、日々の買い物をより豊かにする品々を取り揃えてお待ちしております。



■きっかけは「奈良の鹿」

奈良の鹿.jpg奈良観光の象徴である鹿が、観光客の持っているプラスチックバッグなどを食べ、体調を崩す問題が度々取り上げられています。奈良で創業し、観光地に直営店も構える当社として「もしかしたら自分たちの手提げ袋が鹿を傷つける原因の一つになっているかもしれない。何かできないか」と見直したことが始まりでした。
持ち帰るためだけに使われ、その後は廃棄されてしまう可能性の高い袋や包装資材を再考することで、鹿だけでなく環境配慮へも繋げられたらという想いのもと、本取り組みは生まれました。





実施内容一覧

・7月1日(水)より、プラスチックバッグの廃止
・7月1日(水)より、紙製手提げ袋を有料化(1枚一律50円)
・同年秋頃より、紙製手提げ袋を全ブランドデザイン統一・素材変更
・順次、商品パッケージを環境負荷の少ない素材に切り替え

※実施対象店舗:全59店舗およびオンラインショップ
※継続提供:贈答用の個包装袋は無料提供を継続

プラスチックバッグ廃止と紙製手提げ袋の有料化


紙製手提げ袋.jpg7月1日(水)よりプラスチックバッグを廃止するとともに、紙製手提げ袋を1枚一律50円(税抜)で販売します。
また紙製手提げ袋については素材やデザインも見直します。同年秋頃より、燃やしても環境負荷が少なく撥水加工を施した素材に変更するとともに、従来ブランドごとに分かれていたデザインを全ブランド共通で「中川政七商店」ロゴ入りに統一します。
なお贈りものに利用されるお客様に向け、紙製の個包装袋については無料提供を継続します。

商品パッケージの見直し

紙製フック.jpg買い物袋だけでなく、商品パッケージも順次見直します。
靴下を陳列するためのフックは、プラスチック製から紙製に変更。商品を梱包する袋も、プラスチック製から環境負荷の少ないバイオマスプラスチックを配合した素材へと変更します。




マイバッグの推奨

マイバッグ.jpg折り畳むと富士山の形になる「富士山エコバッグ」や色合い豊かな「綿麻しましまエコバッグ」、日本の元祖エコバッグである風呂敷や東袋など、日本の工芸を活かしたさまざまなエコバッグを取り揃えています。
プラスチック製に代わるマイバッグとして、日々の買い物を楽しんでいただける商品をこれからも提供していきます。




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広報:佐藤菜摘、須藤萌恵
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