2020.02.05

下着の常識を覆す、麻100%のインナーが誕生 麻の老舗・中川政七商店が手掛けるインナーブランド「更麻」デビュー

下着の常識を覆す、麻100%のインナーが誕生

麻の老舗・中川政七商店が手掛けるインナーブランド

「更麻」2020年4月8日(水)デビュー

  1716年創業の奈良の老舗・株式会社中川政七商店(所在地:奈良県奈良市、代表取締役社長 千石あや)は、2020年4月8日(水)より、麻100%のインナーブランド「更麻(さらさ)」を、全国の「中川政七商店」直営店およびオンラインショップにて発売いたします。

 ゴワゴワ、チクチク...そんな固いイメージのある天然素材「麻」ですが、ランジェリーの語源にもなったほど吸湿・速乾・通気性に優れ、洗濯にも強く、かつては世界中の人々に下着として愛されていました。しかし綿や合成繊維など伸縮性がある新素材の登場により次第に使われなくなり、現在ではほとんど麻の下着は存在しません。

 麻織物の卸問屋として創業した中川政七商店が、麻の本来もつ吸湿性や速乾性に着目。日本の高い技術力により、従来では実現できなかった柔らかく伸縮性のある麻100%のインナー開発に成功し、天然素材で機能性に優れた全く新しい下着が誕生しました。"インナーには、麻が一番気持ちいい"。誰もが想像していなかった答えを、麻の老舗がお届けいたします。


「更麻」商品情報

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ラインアップ:4種(キャミソール、タンクトップ、ショートスリーブ、ショーツ)
サイズ展開:M・L(レディースサイズ)
色展開:2色(生成・白)
価格:キャミソール¥7,500(税抜)、ショーツ¥4,800(税抜)ほか
発売日:2020年4月8日(水)
取扱店舗:「中川政七商店」直営店、オンラインショップ
企画デザイン:河田 めぐみ(中川政七商店)
生地開発:オカザキニット(和歌山県)/ 縫製:吉崎縫製所(京都府)


ランジェリーの語源は、麻

大和名勝豪商案内記(明治16年).jpg

ヨーロッパ貴族をはじめ、かつては上質な麻が下着として使用されており「ランジェリー」の語源にもなった麻。一方、1716年に創業した中川政七商店は高級麻織物「奈良晒」の卸問屋として商いをはじめ、奈良晒を使った「汗取り」(風呂上がりに着る肌着)や「産着」は、その素材の良さから皇室御用達の栄誉を受けていました。その後綿や合成繊維など伸縮性がある素材の台頭により麻の下着は姿を消しますが、歴史をたどると下着の原点は麻だったのです。

下着に最も適した天然素材は、麻

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かつて麻が下着として重宝された理由が、その機能性の高さにあります。
・吸湿速乾性に優れている
・繊維が強靭なため洗濯に強い
・洗うごとに柔らかさが増す
・夏は吸湿速乾、冬は保温性があり一年中快適
・防カビ、防臭性に優れている
・天然素材のため肌への負担が少ない

伸縮性、柔軟性に富んだ麻100%のインナー

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麻のインナーが現代に実現しなかった理由は、麻には伸縮性と柔軟性が欠けているから。機能性が高く強靭な繊維が、インナーに重要な「肌触り」を損なっていたのです。
新ブランド「更麻」は、和歌山県のニットメーカー・オカザキニットの高い技術力により、従来では実現できなかった伸縮性、柔軟性のある麻100%のインナー開発に成功しました。特殊な加工と梅雨時期にしか編めない緻密な調整※が、誰もが体験したことのない麻の柔らかさを実現。また京都の職人が繊細なドレスを縫うように一枚一枚手間をかけて縫製することで、ほどよいフィット感で身体を包みます。
※天然由来の柔軟成分・プロテイン加工を施すことで柔軟性を生み、また湿度の高い梅雨時期に編むことで強度をもたせ、麻のフライス編みに成功。

■商品一覧

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キャミソール ¥7,500、ショーツ ¥4,800、タンクトップ ¥7,900、ショートスリーブ ¥8,500、商品パッケージ(洗濯ネットとして使用可)


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広報:佐藤菜摘
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