コンサルティング事例 株式会社 漆林堂

漆の原点に立ち戻ったブランドで、人気工房へ

「漆器=敷居の高いもの」という一般認識、また中国からの安価な漆器が出回っているという現況。「漆器を日常使いに」と言っても、手入れも難しそうで、値段も高いという大きなギャップがありました。そこで、そもそもの「漆の役割」に着目。漆は元来「木の補強材」でしたが、いつしか美しさと強度を追及するため、作業工程が何重にも増え、高価になってしまっていました。そこで、漆の作業工程を毎日の使用に必要充分な回数に絞ることで、買いやすい価格帯を実現した、お椀に特化したブランド「お椀やうちだ」を立ち上げ。

八代・内田徹さんは 2015年に最年少伝統工芸士に。2016 年にはファクトリーショップをオープン。今では県外から就職したいという若者が押し寄せる人気工房になっています。

お椀やうちだ

お椀やうちだ

産地:福井県鯖江市
アイテム:漆器
年商:2900万円 (2012.08) →5000万円 (2016.08)
コンサルティング期間:2013.01〜2013.10
コンサルティング領域:経営/ブランド/商品/コミュニケーション
グラフィックデザイン・商品デザイン:加藤智啓 (EDING:POST)
コンサルタント:中川政七
アシスタント:鈴木香代 (中川政七商店)

株式会社 漆林堂
福井県鯖江市西袋町701
0778-65-0630