
独特の風合い、柿渋で染めたトートバッグ
防水・防腐・防虫効果に優れた柿渋は、古くは家の柱から衣服の染色まで幅広く用いられ、戦前まで庶民にとって身近で暮らしに欠かせないものでした。そんな柿渋を使った製品を、創業から260年に渡り作り続けてきた岐阜県大垣の「岡田防水布」と共に、いまの暮らしになじむ柿渋染めのトートバッグを作りました。

手描きならではの柔らかな柄が魅力
柿渋で染めた生地は独特の色と風合いで、化学染料では再現できない味わいがあります。柄も手描きでつけ、線ゆらぎやムラ感などプリントにはない素朴さと愛らしさのある生地ができました。柿渋というと重たい見た目の印象ですが、この柄と薄手の生地を採用することで普段の装いにも合わせやすい、軽やかなトートバッグができました。

ロングセラーの形をそのまま残して
バッグは中川政七のロングセラーである「しましまエコバッグ」と同じサイズです。バッグの内側にはポケットが1つ付き、腕に負担の少ない幅広の持ち手を採用。軽くて荷物がしっかり入り、使わないときにはコンパクトにしまっておける優れもので、ちょっとしたおでかけやお買い物、旅行時のサブバッグとしてなど様々なシーンで活躍します。